住宅ローンの審査基準とは?通らない理由と対処法

住宅ローンの審査基準とは?通らない理由と対処法

住宅ローン お金

マイホームを建てるときや購入する際に、多くの方に必要な資金調達が住宅ローンです。
しかし、住宅ローンはほとんどの方が人生に一度しか経験しません。

そのため、本当に今の自分の状態でお金を借りられるのか不安に感じている方もいるでしょう。
住宅ローンは、自分だけではなく家族や親兄弟まで関わる場合も多いため1人で抱え込んでしまう方も多くいます。

この記事では、家を買うために住宅ローンを通したいけど、明確な審査基準があるのか不安だという方に向けた情報をまとめていきます。

住宅ローンに審査基準はある?

そもそも住宅ローンには審査基準が設けられているか?という疑問は、気になる部分ですよね。

住宅ローンは、金融機関によって異なるものの、大まかな審査基準はあると言われています。
一般的に言われている住宅ローンの審査基準は以下の通りです。

  • 年収
  • 勤続年数
  • 年齢・健康状態

それぞれの審査基準を詳しくみていきましょう。

年収

まずは、住宅ローンを借りる方の「年収」です。
当然、年収が少ない人よりも多い人の方が、金融機関がお金を返してもらえないリスクが減少するため、住宅ローンの審査に通りやすくなっています。
また、年収の金額だけではなく勤め先の会社規模や業種によっても、審査基準が異なるようです。

勤続年数

続いて、勤続年数です。
現在の会社で何年働いているのか?を判断されています。

勤続年数が審査基準に入っている理由は、仕事をすぐに辞めずに安定した収入を見込めるかどうかを確認するための基準です。

年齢と健康状態

最後に、住宅ローン契約者の年齢と健康状態です。
一般的な住宅ローンでは、融資条件の中に団体信用生命保険への加入が必須とされている場合が多くなっています。

そのため、契約者の持病の有無や健康リスクがあると保険加入ができなくなってしまいます。
また、住宅ローンの完済時年齢は、上限が75歳未満と定められているため、契約者の年齢も必須の審査基準です。

審査基準を満たしていても住宅ローンが通らない理由

ここからは、審査基準を満たしているにもかかわらず住宅ローンが通らない理由を解説していきます。

これまでに紹介した審査基準を満たしているからといって、必ずしも住宅ローンが通るというわけではありません

その他、住宅ローンが通らない主な理由は以下の3つです。

  • 返済負担率
  • 借金
  • 延滞履歴

それぞれの理由を詳しくみていきましょう。

返済負担率

「返済負担率」とは、年収に対する年間の返済額の割合を算出した指標です。
この返済負担率が35%を超えると住宅ローンが通らない理由になってしまいます。
住宅ローンの借入希望額が高すぎる場合は注意しましょう。

借金

続いて、すでに借金があることを理由に、住宅ローンが通らない場合もあります。
借金は、カードローンやキャッシング、カーローンなどすべての借金が含まれます。
もし、現在支払っている借金がある方は、その有無と返済金額を確認してみてください。

延滞履歴

最後に、これまでの借金や税金、携帯会社への支払いに遅れた履歴がある場合、住宅ローンの審査に通らない原因になるため注意が必要です。
これらの延滞情報は、「CIC」や「JICC」などに代表される個人信用情報機関に登録され、金融機関がチェックできるようになっています。
個人信用情報期間に登録された延滞履歴は、最大5年間は保有されると言われているため、過去の延滞履歴を思い出してみましょう。

住宅ローンの審査基準に満たない場合の対処法

住宅ローン 計算

ここまで紹介してきた住宅ローンの審査基準に満たない方の対処法を考えていきましょう。
主な対処法は以下の通りです。

  • 自分の個人信用情報をチェックする
  • 別の金融機関を検討する
  • 専門家に相談する

それぞれの対処法を詳しくみていきましょう。

自分の個人信用情報をチェックする

まずは、住宅ローンの審査で必ずチェックされる個人信用情報を自分自身でチェックしましょう。
実は、この個人信用情報は本人でも開示できます。

開示情報の中に延滞記録など、審査に影響する部分が残っていないのかを事前に確認し、対処することで住宅ローン審査を事前に通しやすくすることが可能です。

別の金融機関を検討する

もし、銀行からの住宅ローンを検討している場合は、別の金融機関を検討してみましょう。
なぜなら、現時点では住宅ローンの審査基準が最も厳しいのは銀行だからです。

もし、ここまで紹介した審査基準に満たない可能性が高い方は、銀行以外のノンバンクなどの金融機関からの住宅ローンが借りやすいかもしれません。

専門家に相談する

最後に住宅ローンやライフプラン実現をサポートしてくれる専門家に相談することもおすすめの対処法です。
お金の専門家に相談することで、現在の状況や住宅ローンを借りるために適した方法のアドバイスを受けられるでしょう。

複雑な事情がある方や、借金があるけど住宅ローンを借りたいという方は、どのような手段があるのか相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

この記事では、住宅ローンの審査基準について解説してきました。
各金融機関によって基準は異なるものの、一定の審査基準や確認項目があるようです。

借金や年収など、さまざまな理由で住宅ローンを通すのは難しいと感じた方も、事前にどのような審査が行われているかを知ることで、対処法を検討できるでしょう。
住宅ローンで迷っている方やライフプランに合わせた最適な準備方法を知りたいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。