PayPay銀行の住宅ローンってどう?メリット・デメリットを解説します

PayPay銀行の住宅ローンってどう?メリット・デメリットを解説します

PayPay銀号の住宅ローンについて、以下のような声をよく聞きます。

「PayPay銀行の住宅ローンは低金利と聞いた!自分でも借りられるかな」

「PayPay銀行住宅ローンの特徴を理解して他の住宅ローンと比較したい」

結論として、PayPay銀行の住宅ローンのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • 金利は主要な住宅ローンと比べて低金利
  • 金利の上乗せなしで団信に加入できる
  • 返済に現在使用している他行の銀行口座を利用できる

デメリット

  • 利用条件に制限があり、やや厳しい

そしてPayPay銀行の住宅ローンをおすすめできる方は以下の方です。

  • 公務員や会社員といった、長期的に安定した収入が見込める方

本記事では低金利が魅力的なPayPay銀行住宅ローンを、詳しく解説したいと思います。

PayPay銀行住宅ローンについて

まずは、PayPay銀行の住宅ローンについての概要と特徴を解説していきます。

PayPay銀行とは

PayPay銀行はネット銀行です。2021年にそれまでの株式会社ジャパンネット銀行からPayPay銀行へと商号変更されました。

住宅ローンは2019年より前身の株式会社ジャパンネット銀行で取り扱いがスタートしています。

PayPay銀行の住宅ローンの特徴

PayPay銀行住宅ローンの概要は以下の通りです。

金利(2022年6月時点)変動金利:0.380%固定金利(10年):0.830%
借入金額500万円以上2億円以下(10万円単位)
繰り上げ返済手数料一部繰上返済の場合、ホームページでの手続きは無料。
電話でお手続きは5,500円(消費税含む)全額繰上返済の場合、33,000円(消費税含む)
事務手数料借入金額に対して2.20%(消費税含む)
保証料なし
PayPay銀行の特徴

上記の内容以外の特徴として、PayPay銀行の住宅ローンには以下の4つの特徴があります。

  1. 登記に関する司法書士との面談以外の手続きはインターネット上で行える
  2. 申し込み以外のことも含め、全て申し込みナビでできる
  3. 既存のメインバンクから自動的にPayPay銀行口座にローン返済額をチャージできる
  4. 金利の上乗せなしで団体信用生命保険に加入、さらに保証を手厚くできる

この中で3.他行口座からローン返済額がチャージできることと、4.の団体信用生命保険を詳しく解説します。

定額自動入金サービスについて

定額自動入金サービスは、他の金融機関の口座から毎月定額を引き落として、PayPay銀行の普通預金口座に自動的に入金するサービスです。

このサービスの特徴はなんといっても手数料が無料なことで、月々のローンの返済額を無料でPayPay銀行に入金して支払えます。

手間もコストもかからない、とても優れたサービスです。

メインバンクをPayPay銀行にできない方、給料の振込先をPayPay銀行にできない方にとってこの上なく便利なサービスです。(参考:PayPay銀行|定額自動入金サービス

団体信用生命保険について

団体信用生命保険(団信)ですが、51歳未満であればがんの保障を手厚くした一般団信プラス(がん先進付き)や、がん50%保証団信も利用できます。

さらに現在がん保障付団信の上乗せ金利を引き下げています。(参考:PayPay銀行|がん50%保障団信

PayPay銀行住宅ローンの利用条件

PayPay銀行の住宅ローンの利用条件は以下の通りです。

  • PayPay銀行の普通預金口座を持っている(契約時までに開設すればOK)
  • 年齢が20歳以上65歳未満、完済時80歳未満
  • 前年度収入が200万円以上
  • PayPay銀行指定の団体信用生命保険に加入
  • ただし、個人事業者、ご自身またはご家族が経営する会社にお勤めの方は原則利用できない

(参考:PayPay銀行住宅ローンの利用条件

以上の利用条件ですと、利用可能な方は公務員や会社員といった、安定した収入が見込まれる職業になります。

PayPay銀行住宅ローンのメリット・デメリット

PayPay銀行の住宅ローンのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • 金利は主要な住宅ローンと比べて低金利
  • ほぼ全てがネットで完結
  • 今の他行の銀行口座を維持しながら返済ができる
  • 金利の上乗せなしで団信に加入できる、さらに手厚い保証も可能

デメリット

  • 利用条件に制限があり、やや厳しい
  • 団信の充実には金利上乗せが必要(現在はキャンペーン中)
  • 事務手数料は一般的

上記のように、低金利でネットで手続きができるという大きなメリットがある一方、一定のデメリットもあることがわかります。

まとめ:PayPay銀行住宅ローンをおすすめする人

低金利が魅力的なPayPay銀行の住宅ローンをおすすめできる方は「公務員や会社員といった、長期的に安定した収入が見込める方」です。

逆に言うと、残念ながら個人事業者・フリーランスの方々には検討に入れることができない住宅ローンです。

この記事であげた特徴をふまえて、PayPay銀行住宅ローンはご自身にあったものかどうかを判断してみてください。