マイホーム購入に必要な費用はいくら?新築一戸建てにかかる費用を解説

マイホーム購入に必要な費用はいくら?新築一戸建てにかかる費用を解説

夢のマイホームを持ちたいけど不安だらけという方も多いでしょう。

特にお金の面での不安はつきませんよね。そんな方のためにマイホームにかかる費用を使う場面に分けて徹底解説していきます。

これを読めば、いつどれぐらいの費用が必要になるかがひと目で分かるようになります!

この記事を読んで、いち早く今の不安な気持ちから抜け出しましょう。

マイホーム購入の諸費用はいくら?

マイホーム購入にあたって必要となってくるのは、土地や建物の価格だけではないとほとんどの人が分かっているでしょう。

しかし、具体的に何にいくらかかってくるのかと言われるとちゃんと把握していない人が多いものです。

まずは、諸費用と言われるお金がどのようなものなのかを見ていきましょう。

諸費用とは?

諸費用とは大まかに言えばマイホームを手に入れるための手数料などを指します。

不動産業者に物件を紹介してもらった場合の仲介手数料や、住宅ローンを組むための保証料といった費用が代表的なものです。

一般的なサラリーマンが自力で物件を見つけるのは非常にハードルが高いため、まず間違いなく不動産業者の力を借りることになります。

また住宅購入費用も高額で、手元資金だけでまかなえる人はごく少数です。

そのため、不動産仲介料や住宅ローンの費用はほとんどの人が避けては通れない費用といってよいでしょう。

諸費用の目安はマイホーム価格の3~7%

諸費用が多くの人にとって必ずかかってくるものだと分かったところで、実際にはどれぐらい必要になってくるのかについてお話しします。

結論から言えば、マイホーム価格の3〜7%が一般的な目安です。

やや幅があるのは、土地をすでに所有している場合や住宅ローンを組む額によっても変わってくるものだからです。

マイホームの購入では必要な費用が多い

続いて費用について、具体的にどのような費用があるかをお話しします。

費用は大きく分けると、以下の3つに分類できます。

  1. マイホーム購入に対する費用
  2. 住宅ローンを組むための費用
  3. それ以外の費用

それぞれ見ていきましょう。

マイホームを買うための費用

マイホーム購入に対する費用で代表的なものは次の5つです。

1.手付金:売買契約を結ぶ際に、買主が売主に支払うお金です。

売買代金の一部に充当されます。目安は売買代金の5〜10%程度で、100万円を超える金額になる場合もあります。

手付金を用意できないと、そもそも契約に応じてくれないケースもあるので注意が必要です。

2.仲介手数料:売買を仲介した不動産業者へ支払う手数料です。一般的に物件価格×3%+6万円+消費税が上限とされています。

3.登記費用&登録免許税:不動産の所有権を登記する場合などに必要となってくる費用です。

登記費用には登記を行う司法書士への報酬も含まれており、すべてを合わせると50万円程度になる場合もあります。

4.印紙代:売買契約書に貼付する印紙の代金です。一般的な物件であれば2万円の印紙代が必要になります。

5.固定資産税の清算:固定資産税はその年の1月1日時点に所有している人に一括で請求されます。

そのため、年の途中で購入した場合はその日から年末までの固定資産税を売主に対して支払い、清算を行います。

ちなみに年間の固定資産税の目安は、固定資産税評価額×1.4%です。

住宅ローンにかかる費用

続いて住宅ローンに対する費用は以下の4つが挙げられます。

1.融資手数料:住宅ローンを組むための事務手数料です。相場は3〜5万円程度のようです。

2.住宅ローン保証料:保証料は万が一ローンが返済できなくなったときに保証会社に建て替えてもらうための費用です。

保証料の金額は借入金額と借入期間によって変わってきますが、一般的に35年の借入期間では1,000万円ごとに20万円程度かかってきます。
仮に借入金額が3,000万円だった場合、保証料は60万円前後が目安でしょう。

3.印紙代:こちらは住宅ローンの契約書に貼付する印紙代金です。これも一般的な相場は2万円となっています。

4.火災保険料:住宅ローンを組む場合、自宅へ火災保険をつけることが必須の場合もあります。
補償内容によって保険料に大きな差があり、10年一括支払いで数万円から30万円以上と幅があります。

忘れてはいけないその他の費用

最後にそれ以外の費用です。この費用は大きな金額の割には、直前まで忘れられているケースが多い項目です。

人によって金額はまちまちですが、しっかり準備して思わぬ出費だったとならないように気をつけましょう。

1.引っ越し代:引っ越し場所や荷物の量によって変わってきますが、一般家庭での引越し肥大は5〜15万円が相場です。
但し、2〜3月の繁忙期には相場が大きく跳ね上がるため、さらに追加での費用が発生する可能性があります。

2.家具家電購入費:引っ越し前の家からどれぐらいの家具を持っていくか、何を新しく購入するかによって必要な金額は人それぞれでしょう。

費用がかかるタイミングは?

これまで何にどれぐらいの費用がかかるかを見てきましたが、次はその費用がかかってくるタイミングについてです。

支払いのタイミングもしっかりと理解して、計画的に資金の準備を行なっていきましょう。

売買契約時

1.手付金:売買代金の5〜10%が目安。100万円を超える場合もあります。

2.印紙代:物件価格が1,000〜5,000万円であれば印紙代は2万円となります。

3.仲介手数料:売買価格×3%+6万円+消費税が上限です。

決済・引渡し時

1.登記費用&登録免許税:50万円ほどかかる場合もあります。

2.印紙代:売買契約時の印紙代2万円と同程度。

3.固定資産税の清算:土地の固定資産税評価額×1.4%(日割り)

その他のタイミング

1.引っ越し代:時期によっても変わりますが、相場は5〜15万円です。

2.家具家電購入費:何を購入するかによって金額は人それぞれです。

まとめ

ここまでマイホーム購入にかかる費用をまとめて解説してきました。

以上の内容をご参考に実際にご自身ではいくらぐらいかかるかを計算してみてください。おそらく思っていた以上にかかると感じるはずです。

マイホーム購入は物件本体価格に気を取られがちですが、それ以外の費用も多くなってきます。

物件を決める際は、こうした費用についてもしっかりと検討したうえで、あなたに合った最良の物件を選ぶように心がけてください。